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頭が痛くならないワイン!

「ワイン飲むと翌日頭が痛くなる」と言われる方々がいらっしゃいます。飲みすぎて二日酔いで頭が痛いというのとは別に「ワインを飲むと...」と言われる方、思われている方、いがいに多いのではないでしょうか?

原因はワインに含まれている酸化防止剤(亜硫酸塩)So2と呼ばれる添加物が起因していることが多いようです。So2はワインを酸化から防ぐ添加物でワインには必ず添加されます。最近流行のビオ・ワインやヴァン・ナチュールと呼ばれるワインの中にはSo2無添加というワインもあります。

特にヨーロッッパを始め輸入されるワインにはSo2は不可欠で輸送中や保存の際にワインの味わいを安定させ、劣化を防いでくれるものです。

しかし...

問題はその添加する量です。大手や大規模のメーカーが造るワインは広大な畑に沢山の葡萄を植え大量生産をします。収穫も質より量を優先するため機械で収穫し巨大なタンクで醸造していきます。最も大事なことは葡萄果汁自体にエキス分や旨味など養分が十分でない果汁を使用するためSo2をある程度の量を添加してより安定させる事が必要になり酸化防止剤の添加量が多くなってきます。

厚生労働省が定める食品衛生法では、ワインに添加する亜硫酸塩の使用上限は350mg/kgですがこの範囲内ギリギリまでSo2を添加した場合もちろん健康に影響するわけではありませんが「翌日の頭痛」となって現れてきます。

So2自体は無味、無臭なので飲酒の際は気にならないのですが翌日に体が反応すると言うわけです。

イデアルで取り扱うワインは全て小規模で家族経営の小さな蔵元です。畑作りから栽培、収穫、醸造、熟成、瓶詰めと全て自家で行う手造りのワインばかりです。畑も微生物が沢山存在するナチュラルなものでもちろん農薬も一切使用しません。葡萄自体も代々大事に引き継がれてきたもので樹齢も高くエキス分がたっぷりと詰まった実を付けます。

量より質を重んじているため収穫量を絞り一つの房に多くの養分、エキス分が行き渡ります。果汁の段階で大手の大量生産品とはハッキリと違います。そもそも強いエキス分と養分がしっかり備わっているためS02添加で安定させる必要がないわけです。しかし雑菌の繁殖防止など商品として必要な要素でもあるので本当に少量の添加をしています。

私どもは輸入業者なので輸入、通関する際各ワインの成分分析表を提出する義務があるため毎回生産者より専門のラボラトリーで発行される成分分析表をもらい食品検査の為に提出しています。もちろん成分分析表にはSo2添加量が記載されていますのでどれくらい添加されているかはわかります。

簡単にいうと大手の1/10程度でしょうか。お客様からイデアルのワインを飲んで頭が痛くなった事がない!と言われますがそれは添加する量が違うからなのです。一本飲んでも翌日頭が痛くなることはありませんので安心してお飲みいただけます。しかし適量を守ってくれぐれも飲み過ぎにはご注意下さい。